◆リーフでストレートティーを淹れる。
1.紅茶を冷ましにくくするために、ティーポットとティーカップには熱湯を注ぎ、あらかじめ温めておきます。
2.茶葉の量は目分量でなく、きちんと量ります。
一杯分は茶葉の種類に関わらずティースプーンに山盛り一杯(約3グラム)ですが、
5杯分まではさらにティ-スプーン一杯を余分に加えましょう。
FOPやOPなど、サイズの大きな茶葉を使うときには、特にこの余分の一杯がおいしさを増します。
3.100℃まで完全に沸騰させた新鮮な熱湯を高めの位置から勢いよくポットに注ぎ、
茶葉を十分にジャンピングさせます。
また、沸かしすぎのお湯や二度沸かししたお湯も避けてください。
沸かしすぎのお湯にはジャンピングに必要な空気が含まれていないからです。
4.ポットに蓋をして蒸らします。
蒸らす時間は茶葉の銘柄とグレード、また飲み方によっても異なります。
例えば、BOPなどの小さい葉をストレートで飲むやら約2~3分、
OPやFOPなどの大きい葉なら同じくストレートで約3~4分が目安。
ジャンピングが終わり、ポットの底に開いた茶葉が沈んでいれば、蒸らし時間は終わりです。
◆リーフで淹れるロイヤルミルクティー
1.汲みたての水をなべに入れ、火にかけます。
なべに入れる水の量は、作る量の半分が基準。
4杯分つくるのなら、2杯分の水を沸かします。
2.水が沸騰する前に茶葉をティースプーンできちんと量り、なべに入れます。
茶葉の量はストレートティーの場合と同じく、何杯分作るかによって加減します。
また、ロイヤルミルクティーをベースにしたバリエーションティーをつくる時は、
ここで他の材料を入れて茶葉と一緒に抽出します。
3.火をかけたなべの中で茶葉が開いたら、牛乳を入れます。
牛乳は水と同じ量だけ入れます。
つまり、水が2杯分なら、牛乳も2杯分です。
牛乳を加えたら、沸騰する前に火を止め、蓋をして3分ほど蒸らします。
4.酢トレーナーで漉しながらティーポットまたはティーカップへ紅茶を移します。
ストレートティーの時と同じく、ポットやティーカップはあらかじめ温めておきましょう。
◆リーフで淹れるアイスティー
1.茶葉の量はストレートティーの時と同じです。
つくるアイスティーの杯数分だけ茶葉をポットに入れます。
2.ポットに注ぐ熱湯はストレートティー時の半分。
つまり、2倍の濃さの紅茶を淹れるわけです。
3.茶葉を蒸らしている間に別のポットを用意します。
ポットを温める必要はありません。
甘くしたい時は、空のポットにあらかじめグラニュー糖を入れておきます。
充分に蒸らして茶葉が完全に開いたら、紅茶を用意したポットに移しかえます。
4.氷をいっぱいまで入れたグラスに、紅茶を一気に注ぎます。
ゆっくりと氷を解かしながら注ぐのがコツです。
紅茶を急激に冷やすことによって、クリームダウン(紅茶の水色が濁ること)を防ぐことができるのです。
◆ティーバッグのおいしい淹れ方
1.まずお湯を用意して、食器に注いで温めます。
この間に、別にお湯を沸騰させ、沸騰したら、食器のお湯は捨てます。
2.ティーバッグは人数分使います。
ティーバッグをポットに入れて、沸かしたての熱湯を勢いよく注ぎます。
お湯は必ず沸かしたての新鮮なもの。
3.人数分のお湯を注いだら、ポットに蓋をして蒸らします。
蒸らし時間は茶葉によって異なりますが、40~90秒を目安にします。
ティーマットやティーコジーを使うと効果的です。
4.蒸らしが終わったら、渋みが出ないようにティーバッグを取り出します。
適切な蒸らし時間が分からない場合は、この時に試飲して、チェックしてみるとよいでしょう。
◆カップで手軽に
1.上に同じ
2.あらかじめ温めておいたティーカップにティーバッグ1袋を入れ、沸かしたての熱湯を勢いよく注ぎます。
魔法瓶に保温したお湯ではなく、沸騰させた新鮮な熱湯を必ず使ってください。
3.カップの場合でも、ポットの時と同じように蒸らすことが大切。
ソーサーを裏返してカップにかぶせ、蓋のようにして蒸らします。
蒸らし時間はポットの時と同じです。
4.蒸らしが終わったら、ソーサーをはずし、ティーバッグを取り出します。
1人分の紅茶をティーバッグで淹れる時は、このようにカップを使ったほうがポットよりも簡単です。
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